庭の金柑 [保存食]
庭の金柑の実がついたままである。いつもならヒヨドリにほとんど食べられてしまうのに、今年は無傷。この冬は庭に野鳥があまり来なかった。本来ならばヒヨのほかに、ツグミやシロハラなども常連で、冬の間はいつでも誰かさんの姿を見て楽しむことができたのに、今年はごくたまーにヒヨの声を聞くくらいだった。
野鳥の姿が少ないのは他所も同じなようで、その理由は、前の冬の寒波で渡りの前に野鳥が大量死したからではないかという話を聞いてショックを受けていた。でも山の方には普通にいるよいう話もあったりした。私としては山に木の実などのエサが潤沢にあって、里までおりてくる必要がなかったのだと信じたいところである。
その証拠になるかどうかわからないけれど、つい先日、シロハラが庭の睡蓮鉢にやってきてバシャバシャ水浴びをしているのを見た。ひょっとしたら渡りの前に、「そういや今年はあの里のお風呂に入ってないなぁ、いっちょ浴びてから帰るか〜♪」と思い出して寄ってくれたのかもしれない。いずれにしても1年ぶりに元気な姿を見ることができたのは嬉しかった。
そんなわけで、鳥様専用だった金柑がすべて食べ残されていたので、頂戴することにした。
果汁が少なく固めで、生食しても美味しくないのでシロップ煮にした。
半分に切って種をとり、水を加えて圧力鍋で数分加圧して柔らかくなったところに、適当に砂糖を加えて煮てできあがり。つぶせばジャムになるが、あえて形を残す。ヨーグルトにシロップごと投入すると美味である。
ところで今日は友人宅でタケノコ掘りをしてきた。自分で掘るのは初めてだったので、たいへん面白かった。
今日は一回茹でる分だけもらってきたが、自分で掘るならいつ来てもいいっていうのでまた行くつもり。うれしい、うれしい、芽吹きの春である。
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