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済州の旅 その4(終) [旅]

とりあえず済州旅行記を終わらせとかなきゃ・・・(すでに記憶があいまい)

翌日は、前日とはまた趣の違うところを歩いてみようということで、島の南側のオルレ7コースを歩くことにした。

いったんタクシーで空港に行き、朝食のキムパプをささっと買ってから、中文・西帰浦方面へのリムジンバスに乗る。

ゴージャスな高級リゾートホテルの建ち並ぶ中文を通り過ぎ、西帰浦のニューキョンナムホテルで下車し、そこからタクシーで観光名所の「ウェドルゲ」へ。

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風光明媚なこの場所には観光客がいっぱい。オルレ道の一部にもなっている遊歩道は蟻の行列であった。

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チャングムのロケ地としても有名です。

ウェドルゲの遊歩道の混雑を過ぎると、あとはマイペースでオルレを歩く人だけが残り、ほっとする。基本的に海辺を歩くコース。海岸には済州独特の黒い火山岩がゴロゴロしていて、やっぱりちゃんとした軽登山靴を履いてきてよかったと思う。

お昼は途中の港町の食堂で早めにとる。

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海を眺めながら食べたフェトッパプ(刺身丼)。ビビンバの刺身版のようなものだが、さっぱりしている。白身の魚が載っていた。おかずもキムチもどれも美味しくて大満足。

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友人の注文したへムルトゥッペギ(海鮮鍋)。小さなアワビも入ってて、こちらも美味しそうであった。ちょっと熱そうだったけど・・・

写真はほとんど撮っていないのだけど、コースの景色はとてもよかった。昨日の里山の風景とはまたうって変わって、また済州らしい島の海の自然を堪能した。

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しかしこうした風光明媚な海岸の途中で、突然大規模な護岸工事をしている場所に出くわし、いったい何だろうなと思っていたら・・・

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どうやら海軍の基地が建設されているようで、現場の壁には反対の落書きがたくさん書かれていた。
あとで調べると、住民の反対が大きいにもかかわらず、かなり強硬な形で建設が進んでいるようである。私は現地人でも韓国人でもないとはいえ、日本人にも決して無関係ではない話だ。少なくともこのように美しい自然の海岸を歩いていて、いきなりこんな広大な人工建造物に遭遇したら、誰だって強烈な違和感を感じることと思う。
いろいろ考えさせられるオルレ道であった。

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オルレ道の目印リボン。

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同じく馬型の目印、カンセ。

今回は無事コースを完走し、とあるバス停にたどり着く。そのバス停にはリムジンバスは停車しないというので、リムジンバスの停まるバス停までバスで行き、乗り換えて空港までもどる。

4時半頃にはホテルに帰り着き、シャワーで汗を流し、ほっとしたところに。

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じゃーん、ほんまもんのシャンペン!

旅の楽しみ方を熟知している友人が、わざわざ東京から持ってきてくれたのだった。
この旅行は私たちのとある記念の意味合いもあり、お祝いを兼ねている。
このとき、私はまた少し頭痛がしていて、お酒が入ると悪化するかもとの危惧もあったのだが・・・
一口飲んで、あまりの美味しさに頭痛はふっとんでしまいました。ありがとう、A子ちゃん!

若い頃に聞いていた懐かしい音楽(友はiPodのドッグまで持参していたのであった)を聞きながら、いい気分になって話し込んでいると、時間はいつの間にか過ぎる。
一昨日行った自然食の店にもう一度行くことにしていたので、8時近くになり、慌ててタクシーを走らせて行く。

しかし・・・がーん、なんとお店は終わっていて、後片付けしている状況だった。

どうしようかと途方に暮れつつあったところ、交差点の向かいに、皓々と光る大きな焼き肉レストランがあったので、そこに入ることにする。

ここが思いがけず当たりであった。

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取りあえず撮った一枚があるだけなので、料理の写真はあまり美味しそうに写っていないが、済州黒豚の肩ロースと、韓国牛のカルビ(だったかな?)を一枚ずつ頼んだ。
この黒豚(手前)、写真を見るとほぼ脂ばかりのようだが、これがヒジョーに美味しかった。一緒に頼んだ牛ももちろん美味しかったのだが、値段を考えると、黒豚の方に断然軍配があがる。
おかずも洗練された味でどれもいけた。ケジャン(蟹の漬け物)まで出てきたのにびっくりだった。
聞けばまだ開店してさほど間もないレストランだったが、大きな駐車場があって、地元の人が車で乗り付けるようなところ。ハルラ樹木園入り口交差点角の「제주복돈」、場所もわかりやすくお勧めです。

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焼酎ハルラサンまで飲んで良い気分。

4日目は心配していた頭痛も悪化せず、良い汗を流し、美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲んで大満足して就寝。

翌日、私は昼前の便で福岡に帰ることになっていた。友人の出発は夕方。朝のうち、旧済州の在来市場に行ってキムチとアワビを少し買って荷造りし、ホテルで友人と別れて帰った。
あの自然食の店が気になっていた友人は、お昼に食べにいったらしい。言葉はなかなか通じないけど、お店の人は親切にしてくれて、満足して帰ったようだった。よかった、よかった。また行きたい済州でした。
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gulapa

韓国の人はハイキングが好きだと聞きました。ゆえにこんな素敵なハイキングコースも多いのでしょうね。
疲れた体にガッツリ焼肉食べれるのもいいですね。
そして、気の利く友人がいるのが更にnice!ですね。
さすが女性だけの旅行ってことで、女心をそそられ興味深深でした。
by gulapa (2013-08-05 10:10) 

ぱたこ

gulapaさん
韓国はアウトドアほんと盛んみたいです。ハイキングコースいっぱいあります。実はこのあと6月にも釜山に一人旅して、ちょこっとハイキングコース歩いてきました。アウトドアもグルメも街歩きも楽しい韓国です♪
by ぱたこ (2013-08-06 22:57) 

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