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秋の釜山旅 [旅]

旅の記録はざっとでもつけておこうと思う。すぐ忘れるので・・・
3ヶ月近く前のことなので、若干記憶が曖昧だけど。

昨年11月始めの釜山旅。

このときは東京にいる友人(春にも一緒に済州に行った)が休暇をとって山口に訪ねてきていて、はじめは広島の山奥あたりをのんびりハイキングしようかな〜と考えていたのだが、たまたまビートル(福岡からの高速船)の安い切符が出ていて「釜山もいいかもね〜」なんて話したら、友はすっかりそっちに心が動いてしまい、急遽予定変更になった。しかもビートルの安い切符は日程が合わず、結局エアプサンで行くことになったのだが、まがりなりにも国際線の航空券を前日にネット購入して旅行するという荒技は初めてだった。

2泊3日。
朝早く山口を出て新幹線で福岡へ行き、福岡のマンションに置いていたパスポートを取って、福岡空港へ。福岡からは1時間遅れで離陸して、金海空港に到着したのは2時近かったと思う。釜山には何度も来ているが、空港に来たのは初めてだった。チャガルチ市場近くのホテルに宿を取っていたので、リムジンバスでまた小1時間かかった。

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お昼は天安コムタンでコムタンを食べ、光復路など繁華街をうろうろし、夜は釜山浦でパジョンとドンドン酒(大きなドンブリに入ったマッコリのようなもの)を堪能。


2日目。バスで五六島の観光案内所まで行き、そこから海沿いの二妓台(イギデ)海岸の散策道をハイキング。このルートは6月に一人旅したときに歩いてみて、なかなか気に入ったとこだった。ハイキングルートのヘパランギル(太陽と波の道:韓国の東海岸沿いに設定されているコース)やカルメッキル(カモメ道:釜山市内に設定されているウォーキングコース)の一部として整備されている。

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五六島パランギル観光案内所。
(なおこの写真と続く4枚の写真は6月に歩いたときのもの。この旅行ではiPhoneしか持って行ってなかったし、あんまり写真を撮らなかった。)

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先に見えるのが五六島。

土曜日だったこともあり、散策道は大賑わいだった。釜山の人はほんとにアウトドア好きだ。そして驚くのはみんなアウトドアブランドの服でばっちり決めていること。どうやら韓国ではアウトドアブランドはある種ステイタスのようで、デパートに行ってもその充実度には目を見張るものがある。

前回と同様、PM2.5のかすみが気になりはしたが、ほどよいお天気で気持ちよく歩けた。

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ばっちり整備された遊歩道。

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海の風が心地よい。

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向こう岸のセンタムシティの高層ビル群を眺めつつ歩く。

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広場ではイベントで歌謡ショーが繰り広げられていた。

遊歩道を歩いたあとは、タクシーでひとっ走りセンタムシティに行き、新世界デパートのレストランで食事して、スパランドで疲れを取る。アウトドアの格好している人が多いので、ハイキング帰りにデパート行ってもさほど違和感がなくて助かる。

夜は南浦洞の羊肉の串焼きの店に入る。焼き鳥のような串焼きを卓上で炭焼きして食べるのだが、ゆっくりお酒が飲める雰囲気で、なかなか美味しかった。おつまみにポンテギ(蚕のさなぎ)が出てきて喜ぶ(私のみ)。

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ポンテギに気を取られ、肝心の串焼きの写真はなし。


3日目は、金井山城をハイキング。

地下鉄の一日乗車券を購入し、温泉場駅まで行く。駅から15分くらい歩いて金剛公園に入り、そこからロープウェーで登ってハイク開始。金井山城にはかつて防衛用のお城があったらしく(日本人が壊しちゃったらしいが・・・)、その城壁の石垣と復元された山門が残っている。城壁づたいにハイキング道が整備されていて、ミニ万里の長城的な、なかなか風情のあるハイキングを楽しめる。行楽シーズンの日曜日、この日もとにかくハイク客が多かった。

休憩しているとお弁当の焼き芋を分けてくださるご夫婦などもいて、釜山の人の暖かさにカムサ〜。お昼はバナナやミカンやビスケットくらいしか持ってきていなかったのだけど、山の城壁の上で美味しくいただいた。

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これは南門?東門?

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所々で美しい紅葉に出会う。

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釜山の街を山の上から見下ろす。

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南門、東門、北門と数時間かけてめぐり、その後、梵魚寺(ボモサ)まで山を下りる形になる。粗い岩場の坂道をくだるのが一番きつかった(きちんとしたハイク靴は必須)。

梵魚寺の手前に美しい静かなお寺があった。

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梵魚寺を出る頃、山肌に日が指して紅葉が映えていた。

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梵魚寺は例によって観光客がごったがえしていた。歴史的、文化財的な意味をよく知らない自分たちは、ささっと見てまわるのみ。周囲の道路には路上駐車の列が延々と連なっている。客を降ろしにきたタクシーをつかまえて、地下鉄の梵魚寺駅まで行く。

地下鉄の東莱駅で降り、東莱ハルメパジョンを目指す。場所がわかりにくく、道ばたでおじさんたちに訪ねながら何とかたどり着く。
お店はおしゃれな概観で高級店の風格なのだが、建物の屋上に洗濯物が無造作に干してあったりするところが韓国っぽいというか、釜山っぽい。

パジョンとドンドン酒を注文。パジョンはいいお値段だったが、さすがに有名店だけあって美味しかった。初日に食べた居酒屋の家庭的なパジョンとはまた違うものである。ドンドン酒がすすんでやばい。

よい気持ちでまた地下鉄に乗り、釜田市場でキムチを買うために釜田駅で途中下車。しかし時間がすでに夕方遅くだったせいか日曜日のせいか、釜田市場は大半のお店が閉まっていた。お目当てのキムチ屋さんもしまっていたが、もう一軒の中国人のアジュマがやってる店が開いていたので2個購入。1個は白菜半玉分で5000ウォン。この間まで350円くらいの感覚で激安だったのたが、円安のせいで500円ほどになり、妙に割高に感じる。2個で9000ウォンにはしてくれた。

チャガルチまでまた地下鉄に乗って帰る。満席の電車もハイク帰りの人の姿多し。運動靴率は90%くらいである。

山を下りた頃から片頭痛が気になっていたが、かまわずドンドン酒をドンドン飲んでしまったこともあり、宿にたどり着く頃には悪化してダウン。夜はソンド(松島)のスパに行くつもりだったが、断念した。また友に申し訳ないことをしてしまった。

翌朝は10時の便だったので、早起きして帰るのみだった。
翌日長野へ飛ぶことになっていた友人は福岡のホテルに一泊し、私は山口に帰った。2泊3日で頭痛もあったけど、十分楽しめた釜山旅だった。カムサ〜。
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gulapa

釜山でのハイキングも楽しそうですね。なんちゃってハイキングじゃなく、ちゃんとしたハイキングみたい。韓国の人は日本でもハイキングよくしてるし侮れませんね。
行きたいと思いつつ、なかなか行くチャンスがないです。近いからいけないのかも。
あ、飲みすぎ気をつけてくださいね。(^_-)
by gulapa (2014-01-30 08:00) 

ぱたこ

gulapaさん
韓国はいたるところにハイキング道があって整備されてますね。済州、釜山以外もいろいろ行ってみたいところです。でも日本語の情報少ないです。山の上ではひとりも日本人には出会いませんでした〜。
マッコリの美味しさはいままであまり実感しなかったのですが、こうして現地で現地の食べ物と飲むと違いますね。あんまり度数強くないのでするする入ります。韓国では山の上で飲んでるおじさんたちも多いです。gulapaさんもぜひ現地のマッコリ体験してください♪
by ぱたこ (2014-01-30 09:03) 

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