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台東への旅 3日目 [旅]

3日目の朝。ホテルの朝食の一部。

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朝食ビュッフェはかなりの充実度だった。
その中でも、生のシーフード(ミルクフィッシュなどの魚の切り身や海老など)が並べられていて、好きなのを選んで頼めばスープやお粥にしてくれるのが嬉しかった。ああまた食べたい。

朝食後は近所を散策したり、隣のカルフールで買い物したり、気ままな犬たちを観察したり。

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チェックアウト後、また台湾好行バスに乗り、次の宿の鹿鳴温泉酒店へ行く。
バスは空港や台東駅を経由して停車しながら走るので、50分くらいかかった。

ホテル到着後、しばし広い敷地内を散策した後、台鉄の鹿野駅へ向かう。

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そして予約しておいた普悠瑪号に乗って池上へ。お目当ては名物の池上弁当である。

池上駅から徒歩数分のところにある「池上飯包文化故事館」では各種弁当が売られていて、その場で食べることができる。列車の車両を利用した飲食コーナーもあり。

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ぱっと見はほぼ同じようだが、二人でそれぞれ種類の違う弁当(名前は忘れた)を注文。
見た目はなんとも大ざっぱで、知らない人には美味しそうに見えないかもしれないが、これが感動の味わい。
どばーんと乗ったお肉は思いのほか優しい味付けで、その下には卵やらいろいろ具が隠れていたりもして、食べ応えは十分。
うまいうまいとぱくついているうちに、ペロッと平らげてしまった。

池上の街の農協のスーパーで、愛らしい包装紙に包まれたピータンを見つけたのでパチリ。

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池上駅のホームで売っている有名な駅弁の店は別で、駅前に店舗がある。
こっちも買って帰って、いまいちと口コミのあったホテルの夕食ビュッフェの代わりにした。

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味付けは飯包文化故事館で食べた物より濃いめ。個人的には前者に軍配が上がった。

鹿鳴温泉酒店は市街地からちょっと離れた田舎にあるリゾートホテル。といってもそう格式が高い感じはなく、団体客や家族連れが多く宿泊していた。部屋に大きめの湯船があって蛇口から無色透明無臭の温泉が出る。
毎晩燈籠上げのイベントなどをやっているらしいが、この日はあいにくのお天気で中止のようだった。
昨日の街中のホテルと違って、周囲には何もなく、部屋のお風呂と大浴場と両方入ってのんびり過ごした。

台東への旅 2日目 [旅]

2日目は松山空港から国内線(立榮航空)で台東へ向かう。
ちょっと前に同型機(航空会社は違うが)の墜落事故があったばかりでちょっぴりスリリング。
航空券はネット購入で、片道1750元(早割料金)であった。

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1時間でつつがなく台東駅に到着し、タクシーで街中のホテルへ。
台東の繁華街は台鉄の旧台東駅周辺(新台東駅はちょっと郊外にあって不便)。
ホテルに荷物を置いて、すぐ台湾好行バスに乗る。

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台湾好行はいわゆる乗り降り自由の観光周遊バスで、台東には「東部海岸線」と「縦谷鹿野線」の2路線がある。
一日乗車券を買えばリーズナブルで、アクセスしにくい観光地を回ってくれるのは便利なのだけど、いずれも1日に数便、2時間に1本くらいしかないのが難。よくよく考えて乗らないといけない。

この日は東部海岸線に乗る。便によっては大型バスもあるようだが、平日のせいか私が乗ったのはすべてマイクロバスだった。乗客も少なめ。

途中、有名な「東河包子」前で休憩があり、そこで買った酸菜包(高菜まんっぽいもの)を昼食とする。

「小丑魚主題館」という水族館の停留所で下車して、その裏にある成功の魚市場を見に行く。

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カジキマグロ漁で有名な港らしいが、この日はそれらしきものは見当たらず、鮫とか。

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次のバスまで、小さな成功の街でコーヒー飲んだり、ファミマでソフト食べたり(台湾ファミマのソフトは30元とかなのに美味しくてお気に入り)、犬を眺めたり、ぶらぶらして過ごす。

台湾の犬たちは自由である。道路の真ん中に堂々と横たわる。

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野良犬なのか、放し飼いの犬なのか区別がつかないけれど、その辺を好き勝手に歩き、走り回るストリート・ドッグたちは、むやみに吠え立てたり、変に人に媚びたりするふしもなく、ただ平然とそこにいる。
そんな犬たちを眺めるのが台湾旅行の楽しみのひとつだったりする。

よく運動しているせいか、みなスタイルが良い。
きりっと引き締まったお尻が魅力的。

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犬を堪能した後は、次のバスに乗って終点の三仙台へ。
時々雨の降るあいにくのお天気で残念だったけれど、波音が心地よく、晴天で海が青ければなかなかの風光明媚なスポットである。

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折り返しのバスに乗って台東市内へもどった。

宿泊した桂田酒店は昨年オープンしたばかりの高級ホテル。目の前に観光夜市がある。

今回、初めての小吃にチャレンジ。

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鴨の頭!くちばし付き。
ほかにもいろんな食材が並べてある中から好きな物を選んでお兄さんに渡すと、熱々に揚げてくれるシステム。
鴨の頭は、いわば日本でいう魚のアラ煮みたいなものかな。味もそれっぽいかも。(全部は食べれませんでした・・・)

また食べるのに夢中で写真に取り忘れたけれど、ホテルの目の前の屋台でおじさんが売っていた「蚵仔煎包(オアジェンバオ)」(カキの入った包子)がとても美味しかったことを記録しておきたい。


旧台東駅周辺は公園のようになっており、可愛い手描きランタンが美しく灯っていた。

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台東への旅 [旅]

3月末の台湾旅を軽く記録しておく。

1日目:

羽田経由のANA便で台北へ。
はじめて松山空港に降り立ったが、街に近くてすごく便利。
MRTで2駅の南京復興駅近くのSimple Plus Hotelに泊。
夜は、台鉄の松山駅に切符を買いに行くすがら、饒河街夜市に寄る。

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あいにくの小雨模様で出店が少なかったものの、逆に人が少なくて歩きやすくてよかった。

豚の丸焼きを見たり、

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名物の胡椒餅の店に並んだり。

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10分くらい並んでゲットした胡椒餅は驚愕の美味しさであった。(熱々で口の中を火傷する)

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(袋は撮影したものの、食べるのに夢中だったため現物の写真なし。)

その後、宿からほど近い、遼寧街夜市で海鮮料理を食べて帰る。

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旬だという小さな筍の炒め物が美味しかった。

レモンカード [保存食]

今季もレモンの実がそこそこ成ってくれて、晩秋からこの時期まで、1個2個と収穫していただいた。枝にならせっぱなしで長持ちするので大変重宝する。

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庭の隅っこで環境がいいとはいえず、苗を植えてから3〜4年はすす病で見る影もなかったが、ほぼ放任状態だったにもかかわらず、いつの間にやら元気になった。親はなくとも子は育つ・・・ってちょっと違うか。

この春また蕾がいっぱいついている。花が開きだしたら、辺り一帯あのいい香りがただよって、蜂たちがぶんぶんやってくるだろう。

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そのうち作ってみようと思っていたレモンカードをやっと作った。

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材料:
レモン3個
グラニュー糖200g
バター100g
卵3個

レモンの皮はすり下ろし、果汁、グラニュー糖とともに小鍋に入れ、火にかけて砂糖が溶けたところで、バターも入れて溶かす。そこに溶き卵を漉して入れ、小鍋を湯煎にかけて絶えずかき混ぜながら火を通す。クリーム状にねっとりしてきたら、念のためさらに10分ほど適宜かき混ぜながら火を通す。

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昔むかし瓶詰めのレモンカードを買って食べた記憶では、甘いばかりであまり美味しいと思えなかったのだけど、こちらは甘酸っぱくて爽やか。
ついでにスコーンとかも焼いてみようかしらん。(いかん、体重が・・・)

参考にしたレシピはこちらの本。

Preserving

Preserving

  • 作者: Oded Schwartz
  • 出版社/メーカー: Dk Pub (T)
  • 発売日: 1996/11/01
  • メディア: ハードカバー



翻訳版もあるのだけど。

プリザービング―保存食と常備食

プリザービング―保存食と常備食

  • 作者: オーディド シュウォーツ
  • 出版社/メーカー: 山と溪谷社
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 大型本



絶版になってて改訂版が出ているようだ。

プリザービング 四季の保存食

プリザービング 四季の保存食

  • 作者: オーディド・シュウォーツ
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2013/10/18
  • メディア: 大型本



タグ:レモン

ベルリン+αの旅 [旅]

半年ぶりの更新であるが、とりあえず昨年9月後半のベルリン旅行のごくごく手短な記録をば。

福岡→成田→デュッセルドルフ経由で夜ベルリンに到着。
ドイツ統一から四半世紀。
学生のころに西ベルリンを一度訪れて、壁を見たことがあった。
それからほぼ30年ぶり・・・(恐ろしい)

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翌日はその壁の名残を見学したり、

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ホロコースト記念碑の中を歩いてみたり、

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名物のカレーヴルストをテイクアウトして食べたりした。

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3日目にはプロペラ機でポーランドのクラクフへ飛んで、

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世界遺産の旧市街を軽く観光などしたり、
ホテルの朝ビュッフェが美味しくて感動した後、

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(盛りつけが汚くて失礼)

翌日、バスでアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所へ向かう。
ポーランド人のベテラン・ガイドさん(お父様が収容経験あり)の引率で見学。

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重い気持ちになりつつも、翌日また軽くクラクフを観光してからベルリンへ戻り、

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とんでもない規模の博物館めぐりでクタクタになる。

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さらに電車でデッサウに行ってバウハウスの校舎や住居を見学などして一泊。

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またベルリンにもどって、ベルリンマラソン見てみたり、

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シュプレー川の遊覧船に乗ってみたり、

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そうこうするうちに、あっという間に帰国日となるが、
最後にトランジットのミュンヘンで降りて、オクトーバーフェストに行って、

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雰囲気に圧倒されつつも、1リットルジョッキをほぼ飲み干し、
プロースト!でめでたく終わった充実の旅だったのでした。

古いものと新しいものがダイナミックに入り交じった活気のある街ベルリン。同時に緑も多くて居心地のいい街。新しい空港がオープンしたら日本からの直行便もできるだろう。また行きたい。
ポーランドなど東欧には初めての訪問だったが、物価は安いし、農業国で食材が豊か、ごはんが美味しくて魅力的。
いろいろ行きたいところばっかりで困る。

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梅の土用干し [保存食]

血圧高めだし梅干しなどめったに食べないくせに、福岡のスーパーで大分産の美味しそうな熟れ熟れの南高梅が安く売っていたため、つい1kgだけ買って漬けてしまった。

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ほんのり赤味のさした、ソバカスの一つもない美しい梅であった。無農薬放任栽培のわが家の梅の惨状を知っているので、こんな美しい梅にはたっぷりと農薬が使われていることは想像に難くないが、まー今の私にとっては農薬より梅干しの塩分の方がずっと毒であるに違いない。

漬けたのは福岡だけれど、都会のマンションのベランダで土用干しする気には到底なれないので、山口に持ち帰ってただいま干し中。赤ジソは入れない方が長持ちするし、いい梅の場合はその方が美味しいように思う。
シソだけを梅酢に漬けて、赤梅酢は作るつもり。しかし赤ジソはすでに入手困難。どこか直売所にあるかなぁ。種蒔きしておけばよかった。

去年の自家製梅で作った梅酒を思い出した。

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梅酒もほとんど飲まないのだが(甘いお酒はちょっぴり苦手)、梅干しになりにくい不細工梅だったし、いただきものコーリャン酒などが余っていたので作ったのだった。ほとんど手つかずだったが、思い出して炭酸で割って飲んでみる。うん、美味、美味。お昼にジュースがわりに飲めばいいか?

自分の庭が持てたのが嬉しくて、むやみにいろいろ果樹を植えたのだが、なかなか管理ができていない。ひょろんとしたかわいい苗も、みるみる間に大きくなり、加速度が増している気がする。伸びすぎる枝を剪定するのが精いっぱい。

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ブドウもはちょっと成りすぎ。思い切った摘果というのができない貧乏性である。畑の横に植えているので、畑の肥料分をかなり吸い取っているように思われる。

イチジクも木ばっかり大きくなって実がほとんどつかない。
大きな原因はこのお方かも。

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クワカミキリさん。幼虫が枝の中に棲んでいて、時期によってはカリカリと芯をかじっている音がする。この成虫はまだ若そうだから、ひょっとしたらこの木で生まれ育って出てきたのかもしれない。また卵を産むかもしれないなぁ・・・。

でもカミキリムシの開けた孔も、↓こんな風に、誰かの隠れ家になることもあるし、まぁいいか。




思い通りにはならなくても、なにかと楽しいわが家のお庭。
この時期楽しいのは庭のそこかしこに植えたミョウガのつぼみ探し。

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今日の収穫もそこそこ。

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畑では、キュウリ、韓国カボチャ、ミニトマト、シシトウなどが思い思いに生育中。
あと雑草も・・・。がんばろう。

津和野城跡へ遠足 [旅]

記憶力の低下がみるみる激しくなるなか、旅の記録だけでも残しておきたいなぁと思いつつ、11月に北欧に行ったときの記事も結局書いてない。そうこうするうちに、その記憶自体も曖昧に・・・ということでこちらは諦めモード。

3月上旬の釜山一泊一人旅については、概略だけ記しておく。
格安ビートル切符(往復7000円)で、テラゲストハウス(一泊2200円くらい)に泊まり、シンチャンクッパ食べて、甘川洞文化村を少しぶらぶらして、木林温泉というチムジルバンでまったりして、乙淑島のエコセンターちらっと見て、豆腐家でビビンバ食べて、キムチ買って帰ってきた。おしまい。

・・・・・・・・・・

たまには近場の遠足日記も記しておきたい。
数日前に、津和野でちょっと時間をつぶす機会があり、津和野城跡を訪ねてきた。
津和野の町の方は、何度か散策したことはあったが、お城ははじめてである。

山の上にある城跡には、ちょっと懐かしい雰囲気の一人乗りリフトで登るのだが、往復450円と良心的な料金。

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これは帰りに上から撮った写真。当然シートベルトなどはなく、上りのときは感じなかったが、下りる時はけっこうスリリングだった。これだけでも楽しい。

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リフトを降りたら10分弱、山道を歩く。運動靴が要るレベルの、けっこうアップダウンのある山道。
ヤブツバキの花が落ちていたりして、よい雰囲気・・・なのだが、私以外に人影が見当たらない。リフト乗り場のおじさんに「クマが出るよ」なんて脅されていたので、緊張して、わざと声を出したりしながら歩く。

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広い場所に出る。
真新しいベンチがぽつんと置いてあったので、ここで持ってきたサンドイッチを食べることにする。
やっぱり人がいなくて心細い・・・。
このあたりは台所だったようで、排水溝の跡などがあった。

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石垣の苔むし感がすごい。
石垣だけで、建物が残っていない分、想像力をかきたてるものがある。

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まだ上の石垣まで登れることに、遅れて気づいた。
三十間台と呼ばれるその場所は、とても開けていて、高校生とおぼしき三人組が遊んでいたりして、ほっとする。
・・・そしてびっくりな眺め。

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ああ、写真で見てもつまらないなぁ。
目の前に、180度、津和野の町並みがまるでジオラマのように見渡せるのである。
石州瓦の赤い瓦屋根の集まるかつての城下町、山の斜面に広がる美しい棚田。
コンクリートの建物も少しはあるけど、でもこれって、昔のお殿様が見ていた光景と、そう大きく変わらないのでは??

残念なのは、昨年の豪雨災害の被害で、山口線のSLやまぐち号がまだ津和野まで来ていないこと。
ここにSLが走っていたらさぞかしいいだろうなぁ。
ともかく、眼下の町がおもちゃのようで、見ていて飽きない。
お殿様も、こうして民の生活を上から眺めて、いろいろ思っていたに違いない。

なんだか去年行った熊本城とは対照的だと思った。
熊本城の天守閣から見えたのは、当然ながらビルのひしめく都会の街並み。
昔見えていたであろう景色の古い写真も貼ってあったのだが、そのあまりの変わりように感心したものだった。

お城の建物も一部が残り、しっかり修復もされ、観光客でひしめいていた熊本城。
一方の、石垣だけの、誰もいない津和野城。昔の面影をとどめた城下町。
・・・津和野城は間違いなく大人向けです。

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石垣の間にスミレが咲いたりしているのが趣深い。

ぽかぽか陽気のよいお天気で、想像以上に楽しめた遠足だった。
これから新緑の季節になると、さらにきれいだろうし、紅葉もきっとすごいだろうな。
リフトも楽しいし、季節ごとに訪れたい場所です。

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帰りに萩方面に向かう道路で撮った写真。
昨年夏の豪雨災害の爪痕がまだまだ生々しく、周辺地域は土砂崩れの跡や無数の流木がそのままだったり、電柱が倒れたままだったり、まだまだ復旧のさなかだった。
山口県人とはいえ、豪雨被害の状況はテレビでしか見ていなかったのだ。被害のすごさを現場を見て実感した。


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道中の、旧むつみ村にある道の駅「うり坊の里」では猪肉を販売している。
ちなみのここの道の駅、野菜も売っているが、地元野菜というより、普通に八百屋の雰囲気で、九州産の野菜なども売っている。たぶん旅行客より地元の人の利用の方が多いのかも。
猪肉はシーズンオフになるせいか、3割引になっていたので、モモ肉を買ってみた。

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シンプルに塩と胡椒でソテーして食べた。
コクがあって美味しいお肉。もちろん臭みなどない。
山の恵みに感謝、感謝。
そしてどうか今年はもう豪雨などありませんように。
タグ:津和野

秋の釜山旅 [旅]

旅の記録はざっとでもつけておこうと思う。すぐ忘れるので・・・
3ヶ月近く前のことなので、若干記憶が曖昧だけど。

昨年11月始めの釜山旅。

このときは東京にいる友人(春にも一緒に済州に行った)が休暇をとって山口に訪ねてきていて、はじめは広島の山奥あたりをのんびりハイキングしようかな〜と考えていたのだが、たまたまビートル(福岡からの高速船)の安い切符が出ていて「釜山もいいかもね〜」なんて話したら、友はすっかりそっちに心が動いてしまい、急遽予定変更になった。しかもビートルの安い切符は日程が合わず、結局エアプサンで行くことになったのだが、まがりなりにも国際線の航空券を前日にネット購入して旅行するという荒技は初めてだった。

2泊3日。
朝早く山口を出て新幹線で福岡へ行き、福岡のマンションに置いていたパスポートを取って、福岡空港へ。福岡からは1時間遅れで離陸して、金海空港に到着したのは2時近かったと思う。釜山には何度も来ているが、空港に来たのは初めてだった。チャガルチ市場近くのホテルに宿を取っていたので、リムジンバスでまた小1時間かかった。

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お昼は天安コムタンでコムタンを食べ、光復路など繁華街をうろうろし、夜は釜山浦でパジョンとドンドン酒(大きなドンブリに入ったマッコリのようなもの)を堪能。


2日目。バスで五六島の観光案内所まで行き、そこから海沿いの二妓台(イギデ)海岸の散策道をハイキング。このルートは6月に一人旅したときに歩いてみて、なかなか気に入ったとこだった。ハイキングルートのヘパランギル(太陽と波の道:韓国の東海岸沿いに設定されているコース)やカルメッキル(カモメ道:釜山市内に設定されているウォーキングコース)の一部として整備されている。

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五六島パランギル観光案内所。
(なおこの写真と続く4枚の写真は6月に歩いたときのもの。この旅行ではiPhoneしか持って行ってなかったし、あんまり写真を撮らなかった。)

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先に見えるのが五六島。

土曜日だったこともあり、散策道は大賑わいだった。釜山の人はほんとにアウトドア好きだ。そして驚くのはみんなアウトドアブランドの服でばっちり決めていること。どうやら韓国ではアウトドアブランドはある種ステイタスのようで、デパートに行ってもその充実度には目を見張るものがある。

前回と同様、PM2.5のかすみが気になりはしたが、ほどよいお天気で気持ちよく歩けた。

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ばっちり整備された遊歩道。

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海の風が心地よい。

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向こう岸のセンタムシティの高層ビル群を眺めつつ歩く。

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広場ではイベントで歌謡ショーが繰り広げられていた。

遊歩道を歩いたあとは、タクシーでひとっ走りセンタムシティに行き、新世界デパートのレストランで食事して、スパランドで疲れを取る。アウトドアの格好している人が多いので、ハイキング帰りにデパート行ってもさほど違和感がなくて助かる。

夜は南浦洞の羊肉の串焼きの店に入る。焼き鳥のような串焼きを卓上で炭焼きして食べるのだが、ゆっくりお酒が飲める雰囲気で、なかなか美味しかった。おつまみにポンテギ(蚕のさなぎ)が出てきて喜ぶ(私のみ)。

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ポンテギに気を取られ、肝心の串焼きの写真はなし。


3日目は、金井山城をハイキング。

地下鉄の一日乗車券を購入し、温泉場駅まで行く。駅から15分くらい歩いて金剛公園に入り、そこからロープウェーで登ってハイク開始。金井山城にはかつて防衛用のお城があったらしく(日本人が壊しちゃったらしいが・・・)、その城壁の石垣と復元された山門が残っている。城壁づたいにハイキング道が整備されていて、ミニ万里の長城的な、なかなか風情のあるハイキングを楽しめる。行楽シーズンの日曜日、この日もとにかくハイク客が多かった。

休憩しているとお弁当の焼き芋を分けてくださるご夫婦などもいて、釜山の人の暖かさにカムサ〜。お昼はバナナやミカンやビスケットくらいしか持ってきていなかったのだけど、山の城壁の上で美味しくいただいた。

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これは南門?東門?

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所々で美しい紅葉に出会う。

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釜山の街を山の上から見下ろす。

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南門、東門、北門と数時間かけてめぐり、その後、梵魚寺(ボモサ)まで山を下りる形になる。粗い岩場の坂道をくだるのが一番きつかった(きちんとしたハイク靴は必須)。

梵魚寺の手前に美しい静かなお寺があった。

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梵魚寺を出る頃、山肌に日が指して紅葉が映えていた。

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梵魚寺は例によって観光客がごったがえしていた。歴史的、文化財的な意味をよく知らない自分たちは、ささっと見てまわるのみ。周囲の道路には路上駐車の列が延々と連なっている。客を降ろしにきたタクシーをつかまえて、地下鉄の梵魚寺駅まで行く。

地下鉄の東莱駅で降り、東莱ハルメパジョンを目指す。場所がわかりにくく、道ばたでおじさんたちに訪ねながら何とかたどり着く。
お店はおしゃれな概観で高級店の風格なのだが、建物の屋上に洗濯物が無造作に干してあったりするところが韓国っぽいというか、釜山っぽい。

パジョンとドンドン酒を注文。パジョンはいいお値段だったが、さすがに有名店だけあって美味しかった。初日に食べた居酒屋の家庭的なパジョンとはまた違うものである。ドンドン酒がすすんでやばい。

よい気持ちでまた地下鉄に乗り、釜田市場でキムチを買うために釜田駅で途中下車。しかし時間がすでに夕方遅くだったせいか日曜日のせいか、釜田市場は大半のお店が閉まっていた。お目当てのキムチ屋さんもしまっていたが、もう一軒の中国人のアジュマがやってる店が開いていたので2個購入。1個は白菜半玉分で5000ウォン。この間まで350円くらいの感覚で激安だったのたが、円安のせいで500円ほどになり、妙に割高に感じる。2個で9000ウォンにはしてくれた。

チャガルチまでまた地下鉄に乗って帰る。満席の電車もハイク帰りの人の姿多し。運動靴率は90%くらいである。

山を下りた頃から片頭痛が気になっていたが、かまわずドンドン酒をドンドン飲んでしまったこともあり、宿にたどり着く頃には悪化してダウン。夜はソンド(松島)のスパに行くつもりだったが、断念した。また友に申し訳ないことをしてしまった。

翌朝は10時の便だったので、早起きして帰るのみだった。
翌日長野へ飛ぶことになっていた友人は福岡のホテルに一泊し、私は山口に帰った。2泊3日で頭痛もあったけど、十分楽しめた釜山旅だった。カムサ〜。

別宅コンポスト状況 [生ゴミコンポスト]

書きかけの記事があったので、更新しておきます。

昨年の6月末に福岡の別宅の方を引っ越した。
一口コンロのミニキッチンしか付いてなかったワンルームから、まがりなりにも台所のある1DKのマンションへ。JRの駅も地下鉄の駅も近く、お店もそこそこ多くて利便性もアップ。緑の生い茂る公園も近くてなかなか快適に過ごせている。

それに伴い生ゴミコンポストも仕様変更したのでご紹介。

ワンルームのときは、トイレの隅に小さなコンポストを置いていた。
百均の不織布の収納袋にコンポストの中身を入れ、それをニトリのプラケースに入れ、目隠しに布で蓋をしてトイレの窓の下に置いていた。
(最初は段ボールに入れていたのだが、段ボールはすぐにふやけてだめになり、室内では衛生的にも問題があるように思われた。導入当時の記事→竹パウダーコンポスト

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一人暮らしにおすすめタイプ。

小さいながら、ミニキッチンで出る程度の生ゴミには問題なく使えていた。たまにコバエが袋から出てくることはあったが、困るほどの数ではなかった。

今度のマンションにもトイレ等に換気窓があれば同じ方法で問題なかったのだが、残念ながら角部屋ではなく、居住空間の換気状況もあまり良好ではなかったため、室内設置は断念。コンポストはベランダに置かざるを得なくなった。

室内であれば蓋には目隠しの布カバーだけでよかったが、ベランダでは雨よけが必要になった。
プラスチックの波板をフタにすることにしたが、そうするとコンポストを入れる外箱が通気性のないものだと蒸れるかもと思い、ほどよい大きさのプランターを買ってきて入れた。そしてフタが風で飛んでいかないようにゴムバンドで固定。

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これが通気性万全でかなり高性能に生ゴミを分解してくれた。ただ少し休む日が続くと、日当たりのよいベランダでは乾燥しすぎるきらいがあったので、時々水を入れたりした。

そして想像していたように、屋外設置なのでコバエの発生は結構多かった。そして、いつの間にかアメリカミズアブが産卵していて、幼虫が生息していた。でも不織布の袋に入れているので、脱走はしないだろうと髙をくくっていた。

そんなとある秋の日、ふとベランダに目をやると・・・

なんと黒い幼虫さんたちが行列しているではないかーーー!

当然ながらマンションのベランダは両隣とつながっている。冬越しの場所を求め、排水路に沿って、お隣へとやすやすと越境する幼虫たち・・・・・・さすがにこれはまずい! 大急ぎでとりあえず捕獲可能な幼虫たちを割り箸でつまみ上げ、不織布のコンポストもろともビニール袋に密封した。その日は折良く車で山口に帰る日だったので、ビニール袋は車で自宅に持ち帰った。庭の土の上に降ろして胸をなで下ろす。

幼虫はどうやら不織布くらいは楽に食い破るようである。
幸いもう新たな産卵はない季節だったので、同じプランターに新しいコンポスト袋を入れて出直した。だが暖かくなったらプランターでなく、やっぱり何か穴の空いていない箱に入れ替えないといけない。(山口の自宅のコンポストはプラスチックの衣装ケースに直接コンポストの中身を入れており、ミズアブも頻繁に産卵するが、幼虫は逃げ出さない。つるつるしたところを登るのは苦手?のようである。)

発泡スチロールの大きな箱があれば保温もできて理想的だなと思いつつ、新しく買うのももったいないので、どこか魚屋さんあたりでトロ箱が余ってないか、気をつけて見るようにしている。

ところで中袋として使っている不織布袋は、両側に取っ手がついていてとても便利。生ゴミを入れたらよいしょと袋を取り出して、袋ごとベランダの上で2,3回ひっくり返せばきれいに攪拌できる。百均の不織布袋はなかなか丈夫で、サイズも各種あって重宝する。

それからコンポストの中身(基材)について。
一番最初に基材に使った竹パウダーはとても按配がよかったのだが、欠点はなかなか入手が困難なことだ。あまり輸入物は使いたくはなかったけれど、やむなく3年目くらいに基材ごと新しくしたときには、どこのホームセンターでも売っていて、軽くて持ち帰りも楽なピートモスを使うことにした。
ただしコンポストの中身は時々量が増えた分だけ取り出していけばよく、めったに新しくする必要はない。特にうちではコーヒーかすが多く出るので、それがその都度基材的な役割も果てしてくれているように思う。

寒風吹きすさぶ真冬のベランダではコンポストも休眠状態だが、いずれはなんとか発泡スチロールの箱を入手して、冬でも稼働する有能コンポストにさらにバージョンアップさせたいところである。


↓もっと普及するといいのになぁ。



あけましておめでとうございます [食材]

前回の残暑の書き込みから一気に季節は進んで、いつの間にやら凍える冬になり年が明けた。
遅ればせながら、せめてご挨拶なりと・・・

あけましておめでとうございます。

今年は何回更新できるかな?

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↑鏡開きのおぜんざいの図。
今年のお鏡はいつもに増してミニサイズだった。
玄関の書棚に鎮座するの図↓。

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いつも暮れの朝市で小さな鏡餅とお雑煮用の小餅を入手する。
神様には申し訳ないけれど、お鏡はカビる前の5日くらいには下げさせてもらって、水につけて冷蔵庫に入れておいた。
小餅は今年は20個くらいと、密封パックのものも2袋分あったのでまあ安心していたが、大晦日の夕方にスーパーに行ったらお餅が軒並み半額になっていて、さらに買い込んだ。
鏡餅の半額品は年が明けてもしばらく売れ残っていて、餅好きとしては見る度に心が揺れ動いたが、なんとか踏みとどまった。

山口のお餅はほんとうに美味しい。
朝市で買う、地元の農家の人が自分ちの米で搗いたのはもちろんだけど、地元の会社が作っている県産米のお餅(密封パック)も十分美味しい。




↑ネット販売は割高だけど地元では一袋4〜500円で売っている。

それにくらべて大手メーカーの真空パックのお餅はとても残念な味である。
でも世の中の多くの人が食べているお餅はそっちが大多数かもしれない。
日本中どこのスーパーでも売っていて手軽に買えるというのは便利なことで、だからこそ普及もしたのだろうけど、それとともに本来の美味しさが失われてしまった。そういう味しか知らずに育つ世代は気の毒だと思う。

ともかく、こうして美味しいお餅が美味しく食べられるってことは、農業も食糧事情も健康状況も良好だという証拠なのだから、ほんとに神様に感謝して、ありがたくいただきまーす。

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