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栗の渋皮煮と栗ごはんなど [甘いもの]

とても立派な栗をいただいた。
1個40〜50gもある大物で、せっかくなので渋皮煮などにしてみた。

sonet081004.jpg

最初に重曹入りの水につけて茹でこぼし、また水にさらして茹でこぼし、
2,3回繰り返して途中保存鍋に入れたりして、
やわらかくなったら砂糖を少しずつ入れて味を含ませる。
面倒なようだけど、最初の鬼皮剥きさえうまくいけば、
あとは単純作業でいつの間にかできてしまう。
でも不器用なのでこの鬼皮剥きが何回やってもうまくならない。
わずかでも渋皮に傷がつくと、そこから醜くはがれてしまい、
画像のようにきれいにできるのは全体の半分にもならないのだった。
(まぁ大部分自分で食べてしまうからいいのだけど)

バニラで風味をつけると、コロッと洋菓子の味になる。
莢を3cmくらい切って入れただけだが、ちょっと効き過ぎた。
次回は素朴なお醤油味にしようかな。

10月に入って栗もだいぶ安くなってきた。
直売所では一袋500g入りが200円くらいになったので、とりあえずまた買ってきた。
こっちは小ぶりだけど新鮮で渋も少ない上質な栗である。
渋皮煮よりも好きな栗ご飯をつくるべく、包丁で渋皮を剥いていたところで、
Fujikaさんがブログの中で、渋抜きしたところで渋皮つきのまま
栗ご飯にしてもいいようなことを書いておられたのを思いだして、
その手があるなぁと思って、試してみることにした。

鬼皮をむいた栗を重曹を入れた水に入れてしばらくおいた後、2,3分茹でてさっと渋を抜く。
そのままちょっとおいてから水にとり、表面の筋や毛羽を指でしごいてきれいにする。
この状態ではほとんど中は生。
これをこのまま圧力鍋でごはんと一緒に炊いた。

sonet0810042.jpg

圧力鍋で通常の栗ご飯を炊くと、どうも栗が柔らかくなりすぎて、
しゃもじで混ぜただけでほろほろと崩れてしまうほどなのだが、
渋皮で守られた栗は混ぜてもしっかりその形と存在感を保っている。
渋みはほとんど感じないが、渋皮の歯ごたえとコクで野趣あふれる味わい。
今回は白米に少しのもち麦を混ぜただけだったが、
もっと玄米や黒米や雑穀などと合わせた方が合うように思う。

残りの栗も渋抜きした状態で冷凍しておけばいつでもこうして食べられるな。
あと干し栗も作っておこう。
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ばぶを

私も昨日(別にめでたいことも何もないのに)栗赤飯を炊きましたよ〜。栗のお値段はpatakoさんのところの倍だったんですけれど…。皮むきのせいで少々負傷しましたが(笑)、美味しかったです。
毎年職場の人から栗を頂くのですが、待ち切れずに買ってしまいました。今年頂いたら、patakoさんが書いていらっしゃるように渋皮煮よりも渋抜き状態で冷凍をしようかしら。こちらの方が汎用性がありそうですものね。
干し栗というのは初めて聞きました。どういう状態で干すのでしょうか。記事のアップを楽しみにしています!

by ばぶを (2008-10-04 15:17) 

micoopon

渋皮をむく手間がないなら・・・、と心は揺れる。
だけど鬼皮もかなり手強い。

雑穀(または玄米)渋皮栗ご飯、おいしそー。
子供たちは保育園も玄米食なので問題ないんですが、だんながどうしても白飯なんです。
食があわないって、面倒・・・。


by micoopon (2008-10-05 05:57) 

ぱたこ

>ばぶをさん
干し栗は、鬼皮ごと茹でた栗をそのままからからになるまで干すだけです。カチ栗ともいいますが、ほんとカチカチになります。このカチカチを殻からとりだして、ほおばって、口のなかで柔らかくしつつしみじみ食べるのが美味しいのです。そうそう、唾液を出しながらじっくり噛むのは老化防止にもいいそうですよ。アンチエイジング・カチ栗です!
栗剥きに負傷はつきものでしょうか・・・私も少々。お互い気をつけましょうね。

>micoponさん
そーそー、うちのも白ご飯党なんですよ。私はいろいろ混ぜたい方なんだけど・・・。でも時には無理矢理食べさせてます。micopon家は数の原理からすれば、旦那様は肩身が狭いね(笑)。保育園が玄米食なんて珍しい(っていまどきは普通なのかな)。玄米なんて大人になって初めて食べた私でした。美味しいのにね。
by ぱたこ (2008-10-05 10:27) 

sakko

栗の渋皮煮、どうしても出来ないのです。
上手く鬼皮がむけないのです。
毎回失敗です。

それでさっと一煮立ちさせて皮を剥いています。
栗の甘煮を作っていたのですが、出来上がるまでに半分くらい食べてしまいました。とほほー

渋抜きした状態で冷凍、こうしておけば栗ご飯がいつでも食べられますね。
by sakko (2008-10-05 14:25) 

ぱたこ

>sakkoさん
鬼皮剥き、sakkoさんでも苦手なのに、私が上手にできるわけないですね〜。私はいちおうそれ用の道具(小さなナイフのようなの)を使っているのですが、それでも傷をつけてしまいます。手にまで・・・。
甘露煮も苦手なんですよー。どうも煮崩れしてしまって、最終的にあんこにしてしまいます(笑)。
渋抜き栗は渋皮をむいて使えば普通の栗ご飯にもできますしね。冷凍でも渋皮に包まれて風味が抜けにくいのでは?と期待しています。
by ぱたこ (2008-10-05 17:48) 

koshike

栗渋皮煮、、今年はまだ食べてないやー
ほっくりと、甘みと、お茶をすすりながら、食べたい!

秋の夜長に、栗を食べながら、読書したいですねー
by koshike (2008-10-05 19:49) 

ぱたこ

>koshikeさん
読書の秋、よいですね〜。
渋皮煮も台所でつまみ食いばっかりじゃあ風情も何もないですよね。
私ももう少し優雅な時間を過ごしてみたいです・・・。
第2弾の渋皮煮はなかなかいい按配に出来上がりました。
前回のシロップを再利用したのがよかったのか、それとも栗の質がよかったのかな。
by ぱたこ (2008-10-06 12:17) 

Fujika

ほよ~。きれいな渋皮煮です~。
やはり大粒で作ると迫力が違いますね・・・。くー。いいなああああ。

山栗を使っているせいか、重曹の量が違うのか分かりませんが、私のはもっと焦げ茶色に染まってしまいました。

私は、栗剥き鋏(くりくり坊主という商品名)を使うようになって鬼皮剥きが一番得意になりました。栗ごはん用などに渋皮を包丁で剥くときはやっぱり怪我してしまいますが・・・。
渋皮煮作りの中では、1回目の重曹茹でが難しいです。
先日は、そろそろ馴れたと油断したせいか、うっかりグラグラに煮立たせてしまい(重曹の量も多すぎたのかも)、折角綺麗に剥いた渋皮だったのに沢山のひび割れを作ってしまいました。
ショックです。要リベンジです。

渋皮状態の栗ごはん、おいしいですよね☆
母は、(甘さ控えめの)私の渋皮煮で栗ごはんを作っていました。私はびっくりしてしまいましたが、北海道のお赤飯は甘納豆で作るというし、まあそれもありでしょうか(というか山栗なので、渋皮煮状態でも市販の栗程度の甘さかも)。

今年は甘めに作った(つもり)ので栗ごはんにはならないかも。
そして、バニラも入れすぎてしまったかもしれません。バニラビーンが沢山あるので嬉しくて、ひと鍋に半さやくらい入れてました・・・。

この前は完成したと思ったら渋かったということがありました。
とりあえずビンに詰めてしまいましたが、後日再度渋抜きする予定です。こんな失敗は今年初めてです。味見が肝心ですね、やはり。
(長くなってすみません)
by Fujika (2008-10-08 15:18) 

ぱたこ

>Fujikaさん
渋皮つき栗ご飯は目から鱗でしたよ〜。いい知恵授けてくださってありがとうございます。
上の栗の色は現物はもう少し赤っぽい感じかな。大粒渋皮煮は確かに迫力はあるのですが、食べやすいのは一口サイズのほどほどの栗ですね。
くりくり坊主は鬼皮剥きにも威力があるのですか〜。わりといいお値段だった気がして、わが家の栗消費量を考えると買うまでもないかなーと、やせがまんしてます・・・。
栗を茹でるときは、前もって一晩重曹水に漬けておくと、渋の抜け具合が違うような気がします。でも山栗の渋はいずれにしても手強そうですね。重曹じゃなくて、本物の灰を使った灰汁でやってみたいと常々思っているのですが、規制でたき火も出来ない世の中になってしまい、特にうちは住宅密集地なのでまず無理でしょうね・・・。実家にも父が植えた栗の木があるほか、裏山にも野生の栗がいっぱい成ってるそうですが、なかなかこの時期に帰省する機会がなくてチャンスを逃してます。
昨日また直売所の安い栗を仕入れてきました。渋皮煮3度目+干し栗にするつもりです。
by ぱたこ (2008-10-09 15:14) 

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