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カジノな庭 [土いじり]

トマトはいつも出来が悪いし、連作障害にもなりやすいので、今年は作らないつもりだった。
でも春先に勝手に畑から芽が出てきた。
去年植えたトマトのこぼれ種なのか、あるいは生ゴミ堆肥由来なのかわからないが、
植えて♪植えて♪と訴えているようだったので、これぞと思ったのを4株ほど選抜して植えかえた。

元手はタダだからミニトマトでも御の字だなと思っていたら、予想以上に立派な実が成っている。

sonet0907021.jpg

1本はサンマルツァーノだった。

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けっこう「当たり」だと思う。

一方のカボチャ選抜隊の方は、どうも様子がおかしい。

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小さいときは、きっと韓国カボチャだなと思って植えたのだけど・・・。
これ、キュウリじゃないかなぁ。それともウリか?
カボチャやキュウリは小さいうちは葉っぱが似ていてなかなか区別が付かないのだった。
花が咲けば見分けもつくが、いまだに咲かない。

逆に、バターナットだと思って、市民農園の方に植えた苗には、韓国カボチャの実が成っていた。
成長の早い韓国カボチャはぜひ自宅の庭に欲しかったのだけど・・・世の中なかなかうまくいかない。
それに、ちゃんと自分で種を採って植えたとしても、カボチャ同士が交配していることもあるので、親と同じカボチャが成るとも限らない。
sakkoさんに差し上げた韓国カボチャの種には、どうもバターナットの血が混じっているようだったし(sakkoさんすみません・・・)。

自然生えや自家採種の野菜を育てるのは、ちょっとしたギャンブルである。
でも趣味の菜園だからこそこんなギャンブルもまた楽しい。


ところで・・・こちらは先日産まれたカエルの卵のその後。

sonet0907024.jpg

ちっこいオタマジャクシが無数に泳いでいる・・・。
庭に置いている他の4つの水槽にも分散させてみたものの、かなりの過密状態。
これ全部が無事成長できるとはとても思えない。
かといって、野菜と違って人間が間引けるものでもなく、自然の淘汰にまかせるよりほかなし・・・。
オタマジャクシは動物性のエサが不足すると共食いを始めるらしい。
むごいようにも思えるが、この状態を見るとそれも立派な自然の摂理なんだなぁと納得してしまう。
共倒れになるよりは、より生命力の強い個体に、弱い個体が取り込まれることで、種の存続を図る。
・・・とわかっていても、人間はこの小さくてかわいいオタマに感情移入してしまい、
より多くの命を救おうと煮干しの粉など人為的なエサを与え、いらぬお節介をしてしまうのだった。

いずれにしても、人間様の勝手な気まぐれで、命拾いをしたり、命を落としたり・・・自然界は波瀾万丈だ。
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コメント 7

ままだびょん

トマト、凄いですね!うちはミニトマトが少しずつ出来始めたところです。

おたまじゃくしの、弱いものが強いものの犠牲になって、生きぬく、、、というところで、息子の部活生活を思い出しました。。。。
一度も試合に出れない子もおり、それはあんまりじゃないか、、と感じたのですが、結局、代表で戦う訳だから、勝ち進むためには、強いものが弱いものを土台にして現在を作っているってことか、、、、と共通する思いがあるような気がします。。。
by ままだびょん (2009-07-04 00:57) 

sakko

ただのトマト苗から立派なのが・・・・・
得しましたね~。

頂いた韓国かぼちゃ・・・・・2株はまあまあ韓国かぼちゃ・・・ですが
後の一株は丸いかぼちゃです。これは若取りしないで大きくなるのを待っています。
形がバターナッツ似でも味は上々です。
どんどんなるので皆さんにあげて「味のほどは」と聞いて見ましたら
不思議な食感だけれど美味しいですって。
バターナットは品種を守っていきたいと思っています。
種にしょうと思う花には咲く前日に袋をかぶせておいて
(雄花も雌花)にも交配させて又袋をかぶせておく・・・・これでどうでしょう。

ぱたこさんの韓国かぼちゃはこれからどうなっていくのでしょう。
そしてバターナットが韓国かぼちゃに・・・・

最初に咲いた韓国かぼちゃが雌花で雄花は無い。
仕方無しにえびすかぼちゃの雄花で交配しておきました。
これは来年が怖いですね。
直ぐとって食べましたが、韓国かぼちゃ・・・だったです。




by sakko (2009-07-04 06:49) 

ぱたこ

>ままだびょんさん
むむー、学生の部活とオタマジャクシ・・・似てるけど、決定的な違いは生死が関わらないということかな? 人間の場合、逆に踏まれることでより逞しく成長していけるという利点もありますし、ある程度の競争はいい刺激になりますしね。
でも本来人間も含めて自然界は弱肉強食の世界なんですよね。昔は日本人も子だくさんでしたが、それだけ生き残るのが難しい状況だったわけです。いまは栄養状態も十分すぎるほどで、医療技術も上がって、生存率も寿命も伸びて、ほんとに恵まれた環境に生きているんだと思います。でも長い人間の歴史からしたら今の方が異常であって、そのつけが地球温暖化とかの形で現れているのでしょうね。やっぱりいいことばかりはないわけですね。

>sakkoさん
わー、他人様にまでギャンブルをさせてしまって申し訳ないです! sakkoさんも楽しんでいただいていればいいんですが・・・。
丸いカボチャは植えてなかったのに、よその畑のが紛れ込んだんでしょうか? ほんとにカボチャは交配しやすいんですね。
確認したら、もとの韓国カボチャ(サカタの種)は、純血種じゃなくてF1だったので、交配しなくてもちょっと違うカボチャが出来てた可能性が大きいです。
カボチャ界では、交配させずに純血を守ることの方がかえって難しそうですね。受粉は専ら自然に任せてますが、sakkoさんのように一手間かける必要があるんですね・・・。ちょっと気をつけてみます。

by ぱたこ (2009-07-04 12:42) 

ばぶを

この間コメントをしたはずだったのですが、どーも合言葉をちゃんと入力していなかったようで(涙)、昨日ここにお邪魔したら、影も形もありませんでした…。どろん~。

こちらでは路地物のトマトが出回りはじめました。patakoさんのところのトマトも少しずつ太陽の力で赤く、そして美味しくなっていくんですね。トマトはうちにあるとわかっていても、ついつい買っちゃいます。あぁ、地元野菜にサンマルツァーノがないかな。そうしたらケチャップを作るのに~。

おたまちゃんが無事大きくなってけろけろの大合唱を聞かせてくれるといいですね。私もけろちゃんが鳴く近所の池を覗いてこようと思います!
by ばぶを (2009-07-05 09:46) 

ぱたこ

>ばぶをさん
2度目のコメントありがとうございます〜。
トマトは一部ダンゴムシに食べられたりしてますが、いまのところ元気に育っています。雨が続くと病気が出やすいのでまだ油断はできませんけどね。
オタマはちょっとずつ大きくなってます。数が多いので成長も遅そうな気がします。あんまりカエルが増えるとヘビがやってきて、ご近所のひんしゅくを買いそうですが、まぁ環境に応じて適正数で落ち着いてくれることでしょう。
ばぶをさんの近所でもカエルが鳴いているんですね。うちの近くには池も田んぼもないのに、なんでカエルがいるんだろうと不思議です。みんな睡蓮鉢育ちなのかなぁ・・・。
by ぱたこ (2009-07-07 12:06) 

によ

こんばんは。オタマちゃん、可愛いですね。脚ができたばかりの小さなカワズ君に会えるのが楽しみです。
我が庭もコンポストから発芽したカボチャとトマトで大変な事になっておりまして、あまりの勢いに放置していたら、絡み合って侵入さえ難しい状態になってしまいました。それで、せめて伸びきったワルナスビやスカンポなどの雑草だけでも除去しようとちょっと人類が介入した所、ぎりぎりで保たれていたバランスが崩壊してカボチャは折れ、トマトは倒壊、楽園は悲惨な事になってしまいました。
人類の浅知恵に反省しています。

by によ (2009-07-09 20:07) 

ぱたこ

>によさん
おっと、楽園の危機ですか? でも植物たちはまだまだ今からいくらでも伸びますから、すぐにバランスは修復するかもしれないですね。
草と野菜を共存させる不耕起栽培というのがありますが、あれは簡単そうにみえて、けっこう技術を要することのように思います。普通に放任していればぜったい柔な野菜の方が負けますし・・・。自然の力を上手に利用するにはやっぱり熟練がいりますね。まだまだ勉強することがいっぱいです。

by ぱたこ (2009-07-10 11:28) 

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