SSブログ

立春 [生ゴミコンポスト]

昨日は立春だった。
その名のとおり、昼間はぽかぽかと春を思わせるような陽気になった。お日様に誘われて外に出る。

自宅庭に植えていたねずみ大根、ほったらかしにしていたが、そろそろトウが立ちそうな気配だったので引っこ抜く。

sonet0902041.jpg

井戸水できれいに洗って物干し台で水切り。
ネズミといわれればそれっぽい形。もともと小さい品種であるものの、冬の間は畑の日当たりもいまいちで、あまり大きくならず、大きいので長さ20センチくらい。
しばらく干して、ネズミたくあんになる予定。

大根を抜いたあとには、寝かしておいたダンボールコンポスト3号堆肥を鋤きこむ。
コンポストには無数のミズアブの幼虫が入ったままだった。でも、もうみんなもうピクリともしない。冬眠中かと思って、しばらく日向に出して温めても動かない。やっぱりここでの冬越しは無理だったんだろうなぁ。

(画像は自粛)

気の毒な気もするけれど、彼らはまた畑の土になり、そして野菜の栄養になり、それを人間が美味しくいただいて、その残りの生ゴミがまたコンポストに入って、再び幼虫たちの餌になる。命を循環できるミズアブたちが羨ましくもある。

こちらは現在の新しいコンポスト4号の模様。

sonet0901304.jpg

綿菓子のようなほわほわは、白カビさん。
夏はあんなに元気だったコンポスト菌たちも、寒くなるととっとと冬眠に入ってしまわれて、生ゴミを入れてもぜんぜん分解されなくなってしまった。でもこの白カビさんだけは、たとえ雪の降る寒さの中でも平気らしい。微生物の世界も千差万別。みんなちがって、みんないい。

ダンボールコンポストは耐久性に問題があり、景観的にもいかがかと思われ、かわりに木箱の導入を考えたが、古い木箱などなかなか見つからないし自分で作るのは面倒なので諦めた。それで要らなくなったプラスチックの衣装ケースでやることにしたのだった。通気性が悪いけれど、容量を大きくして、蓋をはずして布などを被せておけばわりといけるのではなかろうか。40リットルのバーク堆肥がまるまる一袋入った。量が多ければ処理能力も増えるし、温度も上がりやすく、病原菌対策にもなる・・・と踏んだのだけど、効果のほどが判明するのは春になってから。それまでに素敵な布のカバーを作っておこう。

ところで、庭の睡蓮鉢は野鳥の公衆浴場になっているようだ。
スズメが時々来ているのは知っていたが、昨日は

ひよちゃんが
sonet0902053.jpg

バシャーンと。
sonet0902045.jpg

このかわず湯では、お客さ〜ん飛び込みはご遠慮くださいよ〜などと堅苦しいことは言いません。

冬の庭にはいろいろ野鳥がやってくる。昨日はツグミが、前にコンポスト2号堆肥を鋤き込んだところでせっせと何かをついばんでいるのを見た。何を食べているのだろう? 秋に食べた野菜・・・カボチャやピーマンや冬瓜の種? あるいはミズアブの死骸? いずれにしても、菌の醸し残しもこうして無駄なく自然の輪に取り込まれていく。ありがたいことです。
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 4

ままだびょん

ん~、いいですね♪素敵な理想的な生活をされていらっしゃるぅ!
自然に還る循環がなくなってから、、、いろんなアレルギー病が出てき始めたようですし。。
素晴らしい♪私も畑をやってみたくなりました(^^ゞ
by ままだびょん (2009-02-05 22:27) 

によ

こんばんは。見事な大根ですね!私も大根植えましたが、土が痩せすぎていたのと、ほったらかしにして葉っぱを全部虫に進呈してしまったのとで、カワイイのしかできませんでした。でも美味しく頂きましたよ。
ミズアブちゃん、うちのソルビオにもちらほら居ますが、さすがに動きませんね。それでも昨年は春に何匹か羽化して巣立ったので、じっと耐えている奴もいるのかもしれません。
春が待ち遠しいです。

by によ (2009-02-05 22:44) 

Fujika

ヒヨドリの写真、綺麗に撮れていますね!水しぶきまでくっきり!
「とりぱん」という漫画はご存知ですか?野鳥や岩手での採集生活のことが色々書いてあってとても面白いです。お勧めです!
その漫画でのつぐみがとても可愛いので、先日1回見かけたときは嬉しかったです。
これまで草木やきのこなど動かないものばかり見ていましたが、鳥も少しは目に入るようになってきました。
昨日は直径2cmほどのフキノトウを1個みつけて、生のまま刻んでお味噌汁に散らしてみました。

by Fujika (2009-02-06 14:58) 

ぱたこ

>ままだびょんさん
この一軒家に引っ越して一年になります。素敵な理想生活にはほど遠いですが、いつでも庭に出て土に触れられるのはありがたいです。古い家でさむーいのですが、通気性抜群で外の世界とつながってる感じが強くします。おのずと自然が身近になるかんじです。
畑、楽しいですよ。手作り野菜は美味しいし、身体も多少は鍛えられるし、経済的にも助かります。ままだびょんさんも、チャンスがあればぜひ!

>によさん
こちらの大根は小さいですが形はよくできました。別の畑にも普通のを植えたのですが、そっちは虫食いがひどくてお肌ガザガザ、ひび割れもすごかったです。
マゴット、生きてるのがいるのでしょうか? 動いてないけど腐ってもいないようなので、ありうるかもしれないですね。畑に撒かれ、さらに外敵の驚異にさらされて、それでも生き残って巣立っていくとすればすごいです。応援したいです。

>Fujikaさん
そのマンガは知りませんでした。面白そうですね。ちょっと読んでみたいです。
上にツグミと書いたのは間違いで、うちによくいるのはツグミの仲間のシロハラというちょっと地味な鳥です。私も都会暮らしの頃は鳥に無関心でしたが、こちらではその辺をけっこういろんなのが飛んでいるので、自然と覚えるようになりました。今日は近くの川でカワセミを見てちょっと感激しました! カワセミって渓流にしかいないと思ったのに・・・。
うちの庭の蕗にもフキノトウらしきものがずいぶん前から出ているのですが、ちょっと固そうです。地上部がまだ完全には枯れてないのに、なんだか変です。もう少し柔らかそうなのが出るのを待つことにします。

by ぱたこ (2009-02-06 17:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

肉まん肉餅(ロウビン)応用編 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。