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ふたたび釜山 その2 [旅]

ひと月遅れの旅行記の続き。
ボケ防止のための記憶反芻作業を兼ねています。

【2日目】
朝食は船内のコンビニで買っておいたカップ麺とホットドックで済ます。

8:00 釜山港下船。
釜山観光ホテルにチェックイン後、単独行動。

9:30 釜山駅からKTXで新慶州へ。
慶州は2度目。前回は地下鉄で果ての駅まで行って、それから高速バスで1時間かかっていたが、KTXが開通して釜山駅からたった30分で行けるようになった。しかも日本の新幹線と違って運賃が激安。釜山〜新慶州が10700ウォン(800円くらい)。いわゆる在来線と比べても2〜3割しか違わないようだ。

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立派な新慶州駅。まわりは何もないけど。

10:20 新慶州駅前より路線バス(203番)で良洞マウルへ。
今回の目的地は最近世界遺産にも登録されたという良洞民俗マウル。慶州の他の観光スポットからはちょっと離れていて、新慶州駅から直通のバスは少ないが、予め時刻表と路線を確認できたのでよかった。

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バスは慶州駅を経由し、40〜50分で良洞マウルへ到着。
この日はとても寒くて、日中の最高気温も氷点下。画像手前のハス池もすっかり凍っていた。でもびっくりするくくらいお天気がよくて、歩いている間は気温ほどの寒さは感じずにすんだ。やっぱお天道様って偉大。

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前回訪問した順天の楽安邑城マウルと同様、昔ながらの伝統家屋の残る村。でも趣きはちょっと違う。楽安邑城マウルは、城壁に囲まれた平らな土地に、庶民的な藁葺き屋根の家がたくさん建ち並んでいたが、こちらは丘の斜面に、両班の立派な瓦葺きの家屋が、藁葺きの屋根と混在している。

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良洞マウルは長い間保守的な村で(だからこそ昔の景観が保存されていたのだろうけど)、観光客が来るのをよしとしない風潮があったらしいが、時代の流れに従って徐々に観光化が進んでいるらしい。画像にも赤い重機が写っているように、これからの観光シーズンに向けて、道路などがさかんに整備されている最中だった。

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村内の道はけっこうアップダウンがあり、散策するとかなりいい運動にはなるが、足腰の弱い人には勧められない。

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自然に囲まれた環境なので、落葉期でなく、新緑や紅葉の時期に来るとまた格別だろうと思う。

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立派なお屋敷。

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樹齢数百年という巨大なイブキの木。
ちなみにわが家の庭にも数十歳になるイブキの木があるが・・・これに比べるとヒヨッコです。

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昔ながらのオンドル装置があった。新しい感じだけど。

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そのお宅で飼われていた、両班(の御子孫)のお犬さま。
撫でさせてもらおうかと思って近づいたら吠えられた。ご無礼いたしました・・・

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伝統家屋にはやっぱり犬が似合うね!

食事もできるところがあるようだったが、朝のカップ麺が意外にもたれていて、しかも何となく入りづらくて結局お昼は食べなかった。一人旅だとどうも食事がおざなりになってしまう。
2時間近くものんびりマウルを散策したあと、昼過ぎにまた203番バスに乗る。慶州にもどるのではなく、その先の安康(アンガン)へ行く。

良洞マウルのすぐそばを鉄道が通っていて、一番近い駅は安康である。その安康から列車で浦項(ポハン)市に行ってみようと思った。

203番バス、良洞マウルのバス停の次の「アンガンサゴリ」で降りれば一番駅に近いようだが、少し町中を歩いてみようと思い、その次の「アンガンバチュルソ(派出所)」で降りた。バス停そばのスーパーでやかんなど買ったりした後、ぶらぶら駅まで歩く。

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こじんまりした安康駅。
田舎の駅というのもあるが、そもそも列車の本数が少なくて、駅はとても閑散とした雰囲気。

14時過ぎに着くはずのムグンファ号をホームで待っていたら、駅員さんが何かわーわーわめいて、中に入れと手招きする。どうやら列車が遅れているらしい。
ぼーっと駅で待っている間、せっかくなので浦項から釜田にもどる切符を買っておけないかと思って、よくよく考えた韓国語で駅員さんにたずねてみるが、まるで通じない。なぜがその列車の安康駅の通過時刻をわざわざ書いて教えてくれた。自信喪失・・・

20分くらい遅れた。鉄道のホームはとてもだだっ広く、遙か彼方からムグンファ号がやってくる。

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浦項へは20分くらいで到着。

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浦項では駅に近い竹島市場に行って名物のクァメギを購入する。さすがにお腹も空いてきたが、食堂に入る時間はなく、駅そばのスーパーで餅パン(モチモチしたドーナツみたいなの。美味)を買う。

帰りはのんびり在来線(特急のムグンファ号だが2時間半かかる)で釜田へ向かう。
KTXは早いけどどうしても情緒にかける。やっぱり在来列車のゴトンゴトンというリズムに乗って、車窓に流れる風景をゆっくり眺めて過ごすのが一番。・・・しかしひとつ失敗した。列車は指定席で右側(西側)の窓側の席だったのだが、この日は日射しが強く、カーテンを開けていたら後ろのおじさんが引っ張って閉めてしまった。ので景色が十分に見られなかった。次回からちゃんと日射しまで考えて切符を買わなくては。
でも右側に坐ったおかげで帰りに良洞マウルがきれいに見れたのはよかった。

カーテンの隙間からちらちら外を眺めたり、うとうとしている間にいつのまにか列車は釜山に帰ってきた。釜田駅を降りたらそこはお気に入りの釜田市場である。キムチなどいろいろ買い物したあと、地下鉄で南浦洞へ行き、ホテルにもどる。

連れ合いは夕食時も別行動だったので、自分の食料をロッテデパートの地下に調達しに行く。ちょうど閉店前の売り出し時間で、美味しそうなお総菜が格安で買えてラッキーであった。

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カラフルな巻き寿司(キムパプではない)やら、野菜巻きやら、大きな餃子みたいなのやら。量もたっぷり。デパート総菜なりにお味もそこそこよくて満足。
朝からカップ麺で始まって、ジャンキーな食生活の一日だったけど、まぁ楽しかったからいいや。
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