沖縄土産（甘いもの編） [甘いもの]
きっぱん（結餅）と冬瓜漬。
中国から伝わった沖縄の伝統菓子らしいが、いまでは作っている店は那覇にだた一軒「謝花きっぱん屋」だけ、というのを知ってこれは食べてみないわけにはいかないでしょーと買いに行った。
きっぱんの原料は、カーブチーという沖縄の柑橘類の皮。果肉や果汁は使わないらしい。お店ではその果汁の方も飲ませていただいたが、酸っぱすぎず甘すぎず、さっぱりした味わいで美味しかった。
1個直径5cmくらいのまんじゅう型のきっぱんを、さらに放射状に小さく切っていただく。まちがってもがぶりとやってはいけない。真っ白な砂糖衣のなかは、いかにもみかんの皮を練ったという感じのむっちり感で、甘みは少なく、香りと風味を楽しむ大人のお茶菓子だ。
一方の冬瓜漬けは、まるで砂糖の塊といた糖度の高いお菓子。こっちも薄く切ってきただく。知らずに食べたらぜったい冬瓜が材料だとはわからない。琥珀色になるまで何時間もじっくり煮こんで作るものらしい。ジョリッとした食感のあとで口に拡がる香ばしいカラメル風味がなんともいえない。かなり好きな味！ こちらは冷凍保存も可能ということで（いずれも常温保存は1週間）、お手頃価格の家庭用（形が不揃い）を2袋お買い上げ。
折しも、沖縄から帰ってきてから小さな冬瓜を人からいただいた。冬瓜を煮詰めるだけなら自分で作れるのでは？と作り方をネットで探してもなかなか見つからない。『聞き書沖縄の食事』を見ても、きっぱんや冬瓜漬はふだん家庭で作るものではなく、来客などの特別な機会に専門店で買ってくるもののようだ。手順は簡単そうだが、あの状態に仕上げるには絶妙な勘どころが必要と思われる。やみくもに実験しても、たぶん違うものができるだろうな。
こちらは市場のお菓子屋さんで買ったナントゥーンスという餅菓子。
胡麻とピーナツがトッピングされた味噌味のお餅であるが、ヒバーツ（ヒハツ）という沖縄独特のスパイスが効いている。ヒバーツは炊き込みご飯などにも入っていて、ちょっとピリッとしてシナモンのような感じもある。下に敷かれた月桃（サンニン）の葉の香りもあいまって、とてもエキゾティックな風味がする。慣れたらやみつきになる味かも。
こちらはデパ地下のお菓子さんで、帰りの飛行機の中で食べようと思って買ったおまんじゅう。
画像ではわからないが、かなり巨大なまんじゅうで、結局飛行機のなかで完食する自信がなくて、家まで持ち帰ってしまった。「田」という字が書いてあるのは田芋あんという印。小豆あんには平仮名の「の」が書いてあった。実はこれはコピー商品で、本物は首里に儀保まんじゅうという有名なまんじゅう屋があるらしい。本家儀保まんじゅうにも田芋あんバージョンがあるのかどうかは知らないが、この田芋あんが予想に反してまるでカスタードクリームのようなとろりとした状態で入っていて、すごく美味しかった。大きけれどあっさり味でぺろりと平らげられた。やはり下に敷かれた月桃の葉の風味が効いている。
ヒバーツの小瓶も買って帰る。こういう馴染みのない香りに触れると、なんだか異郷に来たなーという感じがしてうれしくなる。こういう感覚は本土での旅行では味わえないものだ。
月桃も鉢植えが通販で買えるのかー。欲しいかも･･･。
中国から伝わった沖縄の伝統菓子らしいが、いまでは作っている店は那覇にだた一軒「謝花きっぱん屋」だけ、というのを知ってこれは食べてみないわけにはいかないでしょーと買いに行った。
きっぱんの原料は、カーブチーという沖縄の柑橘類の皮。果肉や果汁は使わないらしい。お店ではその果汁の方も飲ませていただいたが、酸っぱすぎず甘すぎず、さっぱりした味わいで美味しかった。
1個直径5cmくらいのまんじゅう型のきっぱんを、さらに放射状に小さく切っていただく。まちがってもがぶりとやってはいけない。真っ白な砂糖衣のなかは、いかにもみかんの皮を練ったという感じのむっちり感で、甘みは少なく、香りと風味を楽しむ大人のお茶菓子だ。
一方の冬瓜漬けは、まるで砂糖の塊といた糖度の高いお菓子。こっちも薄く切ってきただく。知らずに食べたらぜったい冬瓜が材料だとはわからない。琥珀色になるまで何時間もじっくり煮こんで作るものらしい。ジョリッとした食感のあとで口に拡がる香ばしいカラメル風味がなんともいえない。かなり好きな味！ こちらは冷凍保存も可能ということで（いずれも常温保存は1週間）、お手頃価格の家庭用（形が不揃い）を2袋お買い上げ。
折しも、沖縄から帰ってきてから小さな冬瓜を人からいただいた。冬瓜を煮詰めるだけなら自分で作れるのでは？と作り方をネットで探してもなかなか見つからない。『聞き書沖縄の食事』を見ても、きっぱんや冬瓜漬はふだん家庭で作るものではなく、来客などの特別な機会に専門店で買ってくるもののようだ。手順は簡単そうだが、あの状態に仕上げるには絶妙な勘どころが必要と思われる。やみくもに実験しても、たぶん違うものができるだろうな。
こちらは市場のお菓子屋さんで買ったナントゥーンスという餅菓子。
胡麻とピーナツがトッピングされた味噌味のお餅であるが、ヒバーツ（ヒハツ）という沖縄独特のスパイスが効いている。ヒバーツは炊き込みご飯などにも入っていて、ちょっとピリッとしてシナモンのような感じもある。下に敷かれた月桃（サンニン）の葉の香りもあいまって、とてもエキゾティックな風味がする。慣れたらやみつきになる味かも。
こちらはデパ地下のお菓子さんで、帰りの飛行機の中で食べようと思って買ったおまんじゅう。
画像ではわからないが、かなり巨大なまんじゅうで、結局飛行機のなかで完食する自信がなくて、家まで持ち帰ってしまった。「田」という字が書いてあるのは田芋あんという印。小豆あんには平仮名の「の」が書いてあった。実はこれはコピー商品で、本物は首里に儀保まんじゅうという有名なまんじゅう屋があるらしい。本家儀保まんじゅうにも田芋あんバージョンがあるのかどうかは知らないが、この田芋あんが予想に反してまるでカスタードクリームのようなとろりとした状態で入っていて、すごく美味しかった。大きけれどあっさり味でぺろりと平らげられた。やはり下に敷かれた月桃の葉の風味が効いている。
ヒバーツの小瓶も買って帰る。こういう馴染みのない香りに触れると、なんだか異郷に来たなーという感じがしてうれしくなる。こういう感覚は本土での旅行では味わえないものだ。
月桃も鉢植えが通販で買えるのかー。欲しいかも･･･。
写真を見ながら
味を想像しています。
patakoさんは甘いものがお好き？ですね。（私も）
小さくきっていただく・・・・すごく甘いのですね。
田印のお饅頭、餡がおいしそうですね。
もん父さんのお土産にはこんな美味しそうなのはなかったです(うえ～～ん)
by sakko (2008-11-04 22:54)
>sakkoさん
甘いもの･･･若い頃のようにたくさんは食べられませんが、やっぱ食べないとかなり寂しいです。沖縄のお菓子は素朴で美味しそうなものが多くて、もっといろいろ食べたかったです。食いだめして牛みたいにあとで反芻ができればもっといいのに（笑）。
もん父さんのお土産もかなりよかったじゃないですか？（とブログを確認）。豆腐ように、海ぶどうに･･･う〜ん、お酒が美味しくなるものばっかり♪
by ぱたこ (2008-11-05 12:55)