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アーティチョークを食す [野菜]

一昨年の秋に種を蒔いた一本のアーティチョークが、菜園の主のように巨大に生長した。

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特別に肥料などやってないのに、なんでこーなるの?
後ろに植えているブドウの木がちょっと気の毒。
横には秋にアスパラの根も植えたのだけど、アーティチョークの巨大な葉っぱが覆い被さって出てこれない様子。

これだけ場所を占有するわりに、食べられるのはその蕾の芯のちょこっとだけ。
前の家にもアーティチョークの仲間のカルドンという植物を植えていたのだが、やっぱり巨大になっていて、こうなることは予想できないことでもなかったわけだが・・・実際育ってみると他の畝の日当たりまで遮ってしまう勢いで、下の葉を切ったりして対処しているものの、これ以上大きくなるようならどーしようかとも思う。

在りし日のカルドン。
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ともかく蕾が出だしたので、最初の1個はすでに茹でて食べた。
里芋のような独特の風味は、カルドンの花と同じだった。
ただ、トゲトゲの小さながくが無数についてるカルドンと比べれば、ずっと食べやすい。

今度は他の食べ方を・・・と思い、調べてみたら素揚げにするというのがあったので、試してみることに。

sonet0905142.jpg

花の上半分は食べられないので切り落とし、酢水につけてアク止め。

なかなかきれいです。
sonet0905143.jpg

じっくり揚げるとこんな感じ。
sonet0905144.jpg

塩だけをふってシンプルにいただいてみた。
外側のがくの固いところも揚げれば食べられるかと期待したがちょっと難しかった。
一枚ずつはがして下の方の柔らかいところだけを食べる。
これが・・・うまい!
油で揚げることで香ばしい風味がプラスされ、油のうま味も加わり、茹でるだけより断然美味!
ただ手が油まみれになるけれど。

内側のがくはまだ柔らかく、このくらいになると芯ごとパクリといける。

sonet095145.jpg

たくさんあれば、ビール片手に何個でも食べてしまいそうである。
脇芽からも小さな蕾が出てきていて、まだしばらくは楽しめそうだ。
旺盛な生育力への対処法は、蕾が終わってからゆっくり考えることにしましょう。

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コメント 9

pan-nohi

こんにちわ♪
こういった食べ方もするんですね!!
おうちに育ってるなんてすごいですね。
by pan-nohi (2009-05-15 15:44) 

ぱたこ

>pan-nohiさん
どんな野菜でも同じかもしれませんが、揚げるというのは美味しい食べ方ですね。カロリーも高くなりますが〜。
アーティチョークは雑草みたいに元気に育ちます。場所があったら植えてみると楽しいですよ。アザミのお化けみたいなすごい花も見応えたっぷりです。
by ぱたこ (2009-05-16 09:40) 

ままだびょん

へえ!凄い!今からではもう遅いんでしょうね。。来年は是非植えて、から揚げまねっこしてみたいです!美味しそう!
by ままだびょん (2009-05-16 10:35) 

micopon

素揚げに塩ぱらぱらって、おいしいよね。
残念ながらアーティチョークは食ったことないけど。
夏場の食べ物だよね~。

↓食べられるまでは幸せってのが、いいねー、なんとも、無常観あるわ・・・。
世間では今みつばちが不足していて大変らしいね。
みつばちって「不足する」んだ?って驚きましたけれども。
by micopon (2009-05-16 10:54) 

ぱたこ

>ままだびょんさん
種蒔き今からでも間に合うと思いますよー。園芸店に苗を売っていることもあります。いずれにしても収穫は来年以降ですけどね。鉢植えだと大きな鉢が要るとは思いますが、地植えより花が多くついていいかもしれないです。いずれにしても食べる目的だけで栽培すると可食部分の少なさに欲求不満になるかもしれませんよ(笑)。

>micoponさん
食べられるまでは幸せ、というのはポイントですよん。人間が食べてる鳥や豚や牛とかも、できるかぎり抑圧されない環境で幸せに育ったものを食べる方が、食べる側の私達も心が安まる=安心できるというものですしね。
ミツバチは人間にとって必要なものだから「不足」するって言うんでしょうね。環境の悪化とか伝染病の蔓延が原因でしたっけ。養蜂家の高齢化もあると思います。できることなら私もミツバチ増やすのに協力したい・・・蜂箱欲しいです。でもこの住宅密集地じゃ無理だわ・・・。
by ぱたこ (2009-05-16 18:26) 

sakko

おはようございます。
patakoさんのところはいつも珍しいものをうえておられますね。

アーティチョーク、カルドンって?
見たことも有りません。

触って痛そうな感じですね。
でも、から揚げにして、美味しそうですね。

種を頂いた「韓国かぼちゃ」今から楽しみです
by sakko (2009-05-17 05:38) 

ぱたこ

>sakkoさん
カルドンのトゲはけっこう痛いですー。アーティチョークはそうでもありません。アーティチョークももっと丸っこいのとか、いろいろ品種があるようです。ほんとにびっくりするような繁殖力なので、空き地があれば草をはやすかわりにいろんな品種のを植えておくと楽しそうですよ。
カボチャも元気に育ちますように・・・何かと混ぜってませんように・・・!
by ぱたこ (2009-05-17 10:26) 

sahee

綺麗な写真ですね。野菜の話題が思ったより少ないかな。一部しか見てませんが。

カルドン、マニアックですね。Lohasさんも作ってました。どうなったんでしょう?アーティチョーク、私は今年(と言うか昨秋から)初挑戦。トゲのない(少ない?)バイオレット。肥料はほとんど要らないんですか。まだ、定植してないので、栽培方法を検索しようと思っていた所。

ブログで「イタリア野菜のABC」を知ってから、作る野菜が変わりました。

*ローマでは、シーズンになると、どこの庭でもアーティチョークの炭火焼きだそうですよ。(どこかのサイト)炭あったっけ?
by sahee (2010-03-05 20:22) 

ぱたこ

>saheeさん
いらっしゃいませ! 野菜作りは専門というわけもないので(笑)記事も少ないかもです。「土いじり」のカテゴリで時々書いてるくらいです。数年来、市民農園を一区画借りていましたが、事情により今年度限りで返してしまい、今後は自宅の猫の額ほどの菜園コーナーで細々とやっていきます・・・。せっかく育てるなら、あまりよそで手に入らないものを育てたいと思って、いろいろ植えてみたりしましたが、結局は馴染みの野菜にもどってきますね(笑)。

カルドン、当時は茎が食べられるものとは知らずに、もったいことをしました。Lohasさんも育てておられるんですね。その時期に帰省したら直売所に置いてあるかな??
アーティチョークは、商品として育てる場合はまた別でしょうが、庭で放っておいても野草のように強いです。品種がいろいろありますよね。観光農園のようにして、いろんな品種が植えてあって、季節にはローマのように焼いてお客さんに食べさせるところがあれば面白いだろうな〜と思ったりします(笑)。
by ぱたこ (2010-03-05 21:34) 

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