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8年ぶりの韓国旅行(その1) [旅]

今月は久しぶりに韓国に遊びに行った。
3度目の韓国。前回行ったのは2003年で、その直後から怒濤のような韓流ブームが訪れ、ちょっと引いていたのだが、ブームも一段落したような今日この頃、連れ合いが仕事で行くというのでちょっと便乗してみた。

何せ博多港からだと高速船ビートルに乗ってたった3時間で釜山港に着く。それに夫婦の合計年齢が88歳以上だとフルムーン割引という平日割引が適用され、一人15000円で往復できるのである。国内旅行をするよりはるかに経済的。

前回釜山に行った時も利用したビートル。そのときは大丈夫だったが、揺れるときは半端な船酔いで済まないそうで、用心のため酔い止めの薬と、あと酔い止め用のリストバンドを購入してみた。リストバンドはツボ押し効果で酔いをおさえるらしいが、思うにかなりおまじない的要素が強いような気もする。でもそもそも乗り物酔いというのもかなり精神的な要素が大きいので、それはそれで効果があれば悪くないと思った。実際行きに使ってみたが、その日は揺れがそれほどでもなかったので酔いはせず、効果のほどは不明。帰りは別の理由で薬の方を飲んだので、これまた不明。

さて、そんなこんなで午前中に博多を出港し、1時頃釜山港に着き、両替をして、釜山駅行きのシャトルバスに乗る。バスがこんなところを通るの??と思うような狭いガタガタした裏道を通って、数分で駅に到着。連れ合いと韓国人のKさんと3人で駅ビルのフードコートで昼食をとり(写真とるの忘れたけど、私はなんとかカルグクスという麺類を注文)、一息ついたあと、KTXで大田へ赴く連れ合いたちとさよならして、2日間の私の一人旅が始まったのであった。

大都会釜山育ちのKさんから、そんな田舎に行って大丈夫ですか〜?と心配されつつも、向かった先は釜山の西、全羅南道の順天(スンチョン)。そんな田舎なのか?と逆に不安になったけれど、調べると人口は山口市の倍ほどもあって、観光名所もけっこうある。特に楽安邑城マウルという、昔ながらの茅葺き屋根の民家の残る民俗村にぜひ行ってみたいと思って、いろいろ調べていたら、路線バスでも行けるようだったが、順天市のやっているシティツアーという観光バスのコースにも入っていた。このバスは他にも干潟の美しい順天湾の自然公園や、有名なお寺なども回り、しかも参加費は各施設の入場料込みでたった8000ウォン(今のレートで560円)というので、前もってKさんに頼んで予約してもらっていたのだった。

順天シティツアー
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/TE/TE_JA_7_3_5_1.jsp

順天行きの高速バスは、地下鉄の沙上駅そばの西部ターミナルから出る。釜山駅から地下鉄に乗り、西面で乗り換えて(ちょっと難儀した)なんとかバスターミナルへ着いて、トイレに行って窓口で切符を買ったら、バスの出発時刻直前で、慌てて乗り場に走ってバスを探して、すでに動き出したバスを呼び止める感じで飛び乗った。(こんなこと慶州でもあったなぁと思い出しつつ・・・) 順天行きのバスはそれほど便数が多いわけでもないので、これを逃すと1時間ほど待たなければならないのだった。

にしても2時間半の高速バス料金11900ウォン(830円くらい)はやっぱり安すぎでしょう。

sonet1111301.jpg

バスの乗客は数人だった。とりあえずバスに乗れてほっとする。韓国語、昔すこし習っていたが、挨拶程度しかできないし、ハングルもすらすら解読できない。わからないことが多い状況での一人旅はやっぱり緊張する。若い頃はそれが刺激的で楽しかったが、年を取るとだんだんストレスになってくるのだなぁと実感。でも知らない所にでていくのはやっぱり楽しい。

バスは4列シートでどうもトイレはないようだった。ターミナルで済ませておいて正解。1時間半くらいたったころにバーキングで休憩があった。

sonet1111302.jpg

フードコートやショップなどもある大きいPAだったが、ここで20分も休憩するのだった。日本の高速バスだとトイレ休憩は5分くらいしかないのに、こんなところでもお国柄が出る。でも韓国人が余裕があるわけじゃなくて、日本人がよほどせっかちなんだろうなぁ。

PAを出るとまもなく順天に着いた感じだった。田舎と聞いていたけれど、道路の交通量は半端じゃない。福岡並に走っている。よっぼど車社会なのだろうな。

バスターミナルから宿泊先のホテルは近かった。順天ロイヤル観光ホテルは一昔前の古〜い感じのホテルだが、一通りの設備はあって、まぁ安心。ロビーでWi-Fiも使えた。
予約していたオンドル部屋は、ただのだだっぴろい部屋に、自分で布団を敷く。時期的にオンドルは入っておらず、その快適さは味えなかったが、ゴロゴロくつろげて、ベッドより自分的にはありがたかった。

sonet1111306.jpg

近くに食堂はあるが、さてどこに入っていいかわからない。妙に薄汚い焼き肉屋が異常に繁盛していて、きっと美味しいんだろうなと思ったけれど、一人で焼き肉屋なんて入れない。
結局入りやすそうな若い人向けのカジュアルな感じのレストランに入って、ポックンパップを注文。要するに炒飯ですね。学食のメニューみたいな感じで、5000ウォン。お腹は太った。

sonet1111303.jpg

ホテルに帰って韓国ドラマなどを眺めつつ、OBビールを飲みながらうとうとし、翌日のツアーがどんなものか、期待と不安を抱きながら順天の夜は更けていったのだった。

(続く予定)
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